比重値と充電状態、液温の関係 |
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■比重値と充電状態の関係
| 比重値 |
充電状態 |
| 1.280 |
100% |
| 1.270 |
93.75 |
| 1.260 |
87.50 |
| 1.250 |
81.25 |
| 1.240 |
75.00 |
| 1.230 |
68.75 |
| 1.220 |
62.50 |
| 1.210 |
56.25 |
| 1.200 |
50.00 |
| 1.160 |
25.00 |
| 1.120 |
0.00 |
| バッテリー液温20℃の場合 |
●バッテリー液の比重値は充電状態によっても変化します。
比重値が「1.250」以下の場合
1. 充電不足
2. サルフェーション現象
3. セルの物理的な劣化・故障
原因は以上のどれかに該当します。
正常なバッテリー液は無色透明です。 
(比重計でバッテリー液を吸引して、目盛を測定します。)
もし、バッテリー液がにごっている(茶色 or 黒色)場合、電極板が劣化、損傷している可能性があります。
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| ■バッテリー再生・延命システム装着の判断目安 |
充電後の
比重値 |
各セルの
比重差 |
鉛バッテリーの種類 |
※充電量により比重
値は変化します |
Max比重値-
Min比重値 |
鉛バッテリー
(EBバッテリーを含む) |
バッテリーフォークリフト用
鉛バッテリー(クラッド式) |
| 1.280 |
0.04以下 |
ディサルフェーター
装着OK |
ディサルフェーター
装着OK |
| 1.270 |
| 1.260 |
| 1.250 |
0.04以下 |
ディサルフェーター
装着OK
(充電後の比重値1.22以上) |
ディサルフェーター
装着OK
(充電後の比重値1.21以上) |
| 1.240 |
| 1.230 |
| 1.220 |
| 1.210 |
0.04を
超える |
電極板に物理的トラブルが発生
している可能性があります。
(充電後の比重値1.21以下) |
| 1.200以下 |
電極板に物理的トラブルが発生
している可能性があります。
(充電後の比重値1.20以下) |
■これは、システム装着可否の判断目安です。
構造上、鉛バッテリーの電極板を外から確認することができません。よって、比重値を測定することにより、バッテリーコンディションを判断します。充電後の比重値が極度に低下している場合、電極板の物理的な劣化・故障が考えられます。
※鉛バッテリーは個体差があります。各セルの比重差「0.04」が良好、不良の目安になります。
(※比重差が「0.04」を超えても補充電を繰り返すことにより、全セルの比重値が1.26以上へ回復する場合もあります。これが鉛バッテリーの難しいところでもあり、データーを定量化して杓子定規的に判断できない面があります。)
※充電不足のバッテリーは比重値が低下します。比重値測定は、満充電後に行って下さい。
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| ※システム装着後、1ヶ月程走行(補充電)を繰り返しても比重値に変化が無い場合、電極板に物理的トラブルが発生しています。その場合、バッテリー交換をお勧めします。 |
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| ■比重値とバッテリー液温の関係 |
| バッテリー液温と比重値の関係 |
| 液温(℃) |
比重計が示す
比重値 |
液温(℃) |
比重計が示す
比重値 |
液温(℃) |
比重計が示す
比重値 |
液温(℃) |
比重計が示す
比重値 |
| −10 |
1.3010 |
10 |
1.2870 |
30 |
1.2730 |
50 |
1.2590 |
| −9 |
1.3003 |
11 |
1.2863 |
31 |
1.2723 |
51 |
1.2583 |
| −8 |
1.2996 |
12 |
1.2856 |
32 |
1.2716 |
52 |
1.2576 |
| −7 |
1.2989 |
13 |
1.2849 |
33 |
1.2709 |
53 |
1.2569 |
| −6 |
1.2982 |
14 |
1.2842 |
34 |
1.2702 |
54 |
1.2562 |
| −5 |
1.2975 |
15 |
1.2835 |
35 |
1.2695 |
55 |
1.2555 |
| −4 |
1.2968 |
16 |
1.2828 |
36 |
1.2688 |
56 |
1.2548 |
| −3 |
1.2961 |
17 |
1.2821 |
37 |
1.2681 |
57 |
1.2541 |
| −2 |
1.2954 |
18 |
1.2814 |
38 |
1.2674 |
58 |
1.2534 |
| −1 |
1.2947 |
19 |
1.2807 |
39 |
1.2667 |
59 |
1.2527 |
| 0 |
1.2940 |
20 |
1.2800 |
40 |
1.2660 |
60 |
1.2520 |
| 1 |
1.2933 |
21 |
1.2793 |
41 |
1.2653 |
61 |
1.2513 |
| 2 |
1.2926 |
22 |
1.2786 |
42 |
1.2646 |
62 |
1.2506 |
| 3 |
1.2919 |
23 |
1.2779 |
43 |
1.2639 |
63 |
1.2499 |
| 4 |
1.2912 |
24 |
1.2772 |
44 |
1.2632 |
64 |
1.2492 |
| 5 |
1.2905 |
25 |
1.2765 |
45 |
1.2625 |
65 |
1.2485 |
| 6 |
1.2898 |
26 |
1.2758 |
46 |
1.2618 |
66 |
1.2478 |
| 7 |
1.2891 |
27 |
1.2751 |
47 |
1.2611 |
67 |
1.2471 |
| 8 |
1.2884 |
28 |
1.2744 |
48 |
1.2604 |
- |
- |
| 9 |
1.2877 |
29 |
1.2737 |
49 |
1.2597 |
- |
- |
| メーカー出荷時、液温20℃において基準比重値1.2800 (基準比重値が1.30以上のバッテリーは割愛) |
■水の体積変化 ・・・ 水温上昇とともに体積が増加していきます。
●水温上昇 体積増加 単位体積当りの硫酸密度が低下 比重計の測定値が低く表示
●水温低下 体積減少 単位体積当りの硫酸密度が上昇 比重計の測定値が高く表示
※比重値が1.290の場合、-70℃でもバッテリー液が凍ることはありません。
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●比重計で示される「比重値」は、バッテリー液温によっても変化します。補正値は「0.0007」
液温 1℃上昇で、比重値が「0.0007」低下。
液温 1℃低下で、比重値が「0.0007」上昇。
Ex. 比重値1.250、液温40℃の場合
1.250+0.0007(40℃-20℃)
=1.250+0.014
=1.264
比重計が示す値は1.250ですが、補正後の比重値は1.264となります。
つまり、液温が上昇 比重計の数値は低く表示
液温が低下 比重計の数値は高く表示されます。
一般的な常温20℃前後では、比重計のデーターでOKです。
寒冷地や夏季にバッテリー液温が低下、上昇している場合、補正後の比重値を求めます。
■EBバッテリーの場合
夏季において、バッテリーフォークリフトや電動車両用バッテリーはかなり熱を持ちます。サルフェーションの影響を受けているバッテリーは液温が50-60℃にも上昇することがあります。(車両走行後、バッテリー液が音を立てて蒸発するケースがあります。)
このように、バッテリー液温が過度に上昇している場合、比重計で測定後、補正値で修正する必要があります。
あるいは、バッテリーをクールダウンさせてから測定します。(こちらの方が簡単です。)
■まとめ
比重値は、以下の条件により上下します。
- 充電状態
- 充電後・・・比重値が上昇
- 放電後・・・比重値が低下
- サルフェーションの付着具合
- サルフェーションの影響を受けているバッテリーは、充電しても比重値が上昇しません。
- バッテリー液温
- バッテリー液の量
測定の基本原則として、環境面を統一することです。正確な比重値を導くためには、
- 充電後に測定
- バッテリー液温が極度に低下、上昇している場合は、補正値で補正する
- あらかじめ、測定前にバッテリー液を適正量に揃えておく
■電圧の測定方法
バッテリー電圧は満充電後にテスターで測定します。(※充電後(走行後)から1-2時間以上経過すると、電圧が安定してきます。)
- ● カーバッテリーの場合(12V)
- ・正常なバッテリーは、「12.60V」以上を示します。
- ● バッテリーフォークリフト用バッテリーの場合
- ・正常なバッテリーは、各セル「2.10V」以上を示します。
- 48Vバッテリーの場合・・・総電圧50.4V以上を示します。
- 24Vバッテリーの場合・・・総電圧25.2V以上を示します。
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