サルフェーションと充電・放電メカニズム

ECO system for the lead-acid battery
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■バッテリー内部の充電・放電メカニズム

サルフェーション(硫酸鉛、PbSO4)の生成


鉛バッテリーは放電時、電極板の表面にサルフェーション(非伝導性結晶皮膜)が発生します。

この時のサルフェーションはとても柔らかい物質です。

この時点で、すみやかにバッテリーを充電することで、サルフェーションは電解液に溶け込みます。

理論上はこのサイクルが永続的に繰り返されるはずです。

しかし、
バッテリーが長期間放置されたり(自己放電状態)、長期間充電と放電を繰り返していくと、結晶化したサルフェーションが硬質化し、充電しても電解液に戻らなくなっていきます。



このサルフェーションが電極板の表面に増殖していくと、以下の理由によりバッテリーは寿命と判断されて廃棄されます。
結晶化した「サルフェーション」
 1. 電気の流れが悪くなる ・・・ 内部抵抗増大
 
2. 充電しにくくなる ・・・ 充電効率低下
 
3. 蓄電量が減る ・・・ 蓄電能力低下
 
4. 放電しにくくなる ・・・ 放電パワー低下

これは鉛バッテリー誕生以来の宿命でもありました。



鉛バッテリーの化学変化のしくみ・・・放電時

正極反応: PbO2 + 4H+ + SO4- - + 2e- 放電→
←充電
PbSO4 + 2H2O
負極反応: Pb + SO4- - 放電→
←充電
PbSO4 + 2e-
※放電中、電極にサルフェーションが生成される


鉛バッテリーの化学変化のしくみ・・・充電時
※充電中に、サルフェーションが電解液に戻る




■鉛バッテリー内部の化学変化

正極板 電解液 負極板 放電 正極板 電解液 負極板
PbO2 2H2SO4 Pb
PbSO4 2H2O PbSO4
二酸化鉛 希硫酸 充電 硫酸鉛 硫酸鉛

年月と共に、結晶化したサルフェーションが硬質化し、バッテリーを充電しても電解液に戻らなくなります。

これが原因で多くの鉛バッテリーは寿命と判断されます。



※使用頻度が少ないエンジン車両、電動車両の場合、車両の暗電流や自己放電も手伝ってバッテリーの電圧は徐々に低下していきます。それと同時にサルフェーションの影響を受けやすくなります。

このように高性能鉛バッテリーであっても、バッテリー寿命は使用環境に左右される傾向があります。


もし、可能であれば、エンジン車両の場合は定期的に走行するかバッテリー充電器で補充電することでバッテリーの延命化につながります。

鉛バッテリーを動力源とする電動車両の場合は小まめに補充電することで延命化に繋がります。



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